096.スピリットが宿るって何？スピリチュアルを探究するということ

こんにちは。リアルスピリチュアリスト橋本ゆみです。

よろしくお願いします。

ラジオネームがコホミさんという方で。まず読みますと、”スピリットが宿る”とはどういうことですか、と。そもそもスピリットとはどういう存在ですか、と。こんな質問をいただいたんですね。

そうですよね。

いい質問でございます。これ、辞書で調べるとスピリットは生命力とか、精気、精神、霊、魂、友、みたいに書いてあります。これは英語の辞書とかで調べるとちょっとニュアンスが変わったりして。死んだ人間の霊について、とかね。

後は、霊魂とかっていうふうに表現されたりもします。でも、魂ってソウルっていう単語もあって、辞書的なところから言ったら、スピリットは死んだ人間の霊について話してたり、ソウルは生きている人間の魂について言ってたり。

そんな違いはあるのかなと思ったんですけど、でも結局死んだ人の霊だけじゃなくて、物に宿っているスピリットとか、精気っていうのが一番近いかなと思ったんですけど。木とか石とか、そういうのにもスピリットっていうのは宿ってたりするので。

はっきり言っちゃうと、スピリットとは何かっていうのは定義があいまいであるっていうことなんですね、まずは言葉としては。
で、うちの講座とかで説明する時には、スピリットっていうのは精気とか生命に近くて、精神とか霊体まではちょっとニュアンスが違うけど、分かりやすく言うとそういった分類で分けていて、ソウルは魂そのものっていうふうに一応区分けをしています。

そうなんですよ。これはちょっと東洋的な考え方で、東洋では万物に命がある、と。何もないところに命を見いだす。
生命も、私たちも細胞分裂して今あるわけですけど、細胞がなぜ分裂するのか。分裂するその奥にある何か衝動っていうか動きは、何がそれを起こしてるのか、みたいなのあるじゃないですか。

要するに、魂がなかったら機能として動かせば”生きてる”になるけど、魂がないとしゃべれなかったり、考えられなかったり、そういうところで生命とは何か、みたいな話にはなってきちゃうんですけど。

でも、動かしているものが何か、そして無機物として、例えばペンとかスマホとか何でもいいんだけど、そうやって存在している物も、元々の材料がその形をしているのは何がそれをそのようにしてるのかっていう。
それをそれとして存在させているものは何なのか、みたいなところにいくと、古代の人たちはそれを神とか大いなる意思、グレートスピリットと呼んだりとか、意識って呼んだりとか、いろんな呼び方があるんですよね、文化として。
東洋人は全ての物に命を見いだす、八百万の神が存在しているアミニズムとかシャーマニズムっていう考え方を持っていて。

だから物に宿っているから、それを大切に扱わなきゃとか、そういうのもあると思うんですよね。ちょっと話が膨らんじゃうんですけど、結局このスピリチュアルっていうことって何かっていうことにもちょっとつながってきて、スピリチュアルって精神世界とか精神っていう意味なんですけど、やっぱり生命として奥に何があるのかっていうところにフォーカスされていくと、その源っていうのには名前がないけど、それを探る学問がたくさんあって、哲学とか音楽、芸術もそうだし数学もそうで、私のリアルスピリチュアリスト養成講座っていうのは、古代ギリシャで誕生した自由７科、セブンリベラルアーツっていうのがあって、これが言語系の３学と数学系の４学があって、数学系の４学の算術と幾何、図形と、あと天文、音楽。研究生っていうところではここを深く扱っていくんですけど、古代ギリシャのセブンリベラルアーツって何かっていうと、人間を束縛から解放する。そして、生きるための力を身につける。その手法や知識として、文法、論理とか算術、幾何、天文とか、そういうのが学問で作られていた、と。哲学は別ジャンルだったらしいんですけど、宗教とかね。

そういう概念が一つあって、それが分かりやすいから研究生にはその説明をして、数字から読み解いていったり、天文を扱ったりってやるんですけどね。

でも、個人的にはやっぱり東洋的な考え方が私は腑に落ちる部分があって、仏教とかだと、この世は因と縁によって存在しているだけで、本質は空であると。
要するに、それをそれたらしめているものは何ぞやっていう。
あるっていうことを前提に人は考えるんだけど、仏教ではそこは本質的には空であるということなんですよね。
空がそのまま世に存在する全ての姿であるというところで、色即是空、空即是色っていう言葉になってくるんですけど。

だから私は空とか虚っていうのも非常にしっくりする概念で、そこの奥にある根源的なものを空とみるか生とみるかの違いかなっていうのを個人的に感じているところなんですよ。

ちょっと面白いのが、真空ってほんとの空じゃないって物理とかで言うじゃないですか。どうしてその分子が現れて消えてみたいな、その挙動が測れないけど、観察をすると、真空の中に、ちょっと忘れちゃったけど電子なのか陽子なのかが存在しては消えて存在しては消えてっていうのを何かで読んだことがあって。

つまり、色即是空なんですよね、その説明を仏教的に言うと。その辺は言葉にできないんですけど。
だから分かるとはいえなくて、何かしっくりするというか、そこを突き詰めていくと結局反対になるので、裏表が返されてくると、結局その空が世に存在する全ての姿になるっていう状態に入るんですよね。

なので、このスピリチュアルな勉強を人と一緒に、教えながら体を通してそこの領域に足を踏み込むっていうことをするのが楽しいなって個人的な思いがあってやってるわけなんですけど。

でもそれをやると、結局生きるっていう質が変わってくるなっていうのをすごく感じて。何かの目的のために生きるんじゃなくて、反映させて生きていく。
この内側の空を外に反映して生きていく流れっていう生き方っていうのも、またそれはそれとして面白いというか（笑）。

そうですね。これは、古代の人が昔からすごくそれを探求して探求して、何世代にもわたっていろんな文化でそれが行われているっていうのも面白いところで。

そうですね。知識じゃなくて、ほんとにこれを体を通して「あ、そういうことなんだ」っていう理解を深めていくことをメインにしているので。こんなに深く話したの、初めてなんですよね（笑）。「ポッドキャストが初めてってなんやねん」って話なんだけど（笑）。

でも研究生にはちょっとずつ体現しながら感じていってもらっているので、その理解度がやっぱり変わってきてるっていうのがあって。
そのための幅広い知識と、まず体を使うってどういうこととか、あと、そんなこと言っても、ご飯食べて生きていくのに楽しく生きるにはどうしたらいいか。

それこそ、人間の束縛から解放とか、生きるための力を身につけるっていうことが大前提なので。今を楽しく生きるために、こういう勉強というか知識を得て、体を整えていって、よりよく今世生きていく。

あわよくば、みんなにそれを振りまいて、幸せなのか豊かさなのか分かんないけど、一人一人が自分を発揮していけば、人からの影響も受けにくくなるし、逆に自分が人に与える側っていうのになっていけるので、そういう個性を育てていきたいなっていうので講座をやっていますので、そこに興味がある方は来てもらうと自分の個性を発揮するっていう一つの手法として選んでもらえたらうれしいなと思います。

そうですね。今回のは何度か聴くといいかもしれない（笑）。

ありがとうございました。